迷子のなすび

転職活動迷走中

転職活動迷走中 現職について

 attention:暗い、面白くない、不快な思いをさせると思う、自分向け

      介護士、福祉系の方は回れ右推奨

 

 なすび

 現職:介護士(特養ケアワーカー)

    介護福祉士資格者

 経歴:一般高校卒業後、7年間介護職を務める(グループホーム→特養)

 年収:450万(残業代、家賃補助、資格手当あり)

 勤務形態:シフト制、夜勤あり(残業・月平均10時間+サビ残いっぱい)

 

〇最初に結論

 もう二度と介護の仕事はしたくない、そう強く思ってる。

 そして、これから進路に悩んでいる人がいたら「介護だけはやめておけ」とはっきり答えられる。

 これを読む前に把握しておいていただきたいことは、「私は介護の仕事に嫌悪感を抱いてしまった、認知症患者を憎んですらいる」ということ。

 そして、少し前までは「認知症患者に優しくできない自分に嫌悪感を抱いていた」ということ。

 

〇前置きという名の弁明

 「介護だけはやめておけ」について。

 間違いなく断言できます。でも、やっぱり例外はある。

 もし、誰かに介護の仕事をしようと思っていると言われたら。

 高齢者にせよ、障害にせよ、「介護という仕事は一生無くならず将来の不安がない仕事だと言われている」「介護という仕事はいずれ誰もが利用する可能性を秘めており、無くなってはいけない仕事である」「介護という仕事は間違いなく誰かを救い、誰かを貴ぶことのできる、尊敬に値する仕事である」という事実は説明したい。

 介護職、福祉職は間違いなく素晴らしい仕事です。この仕事を下にみる人間は地獄に落ちろ。

 この仕事に就くメリットもある。

  • 多くの場合がシフト制であり、平日でも自由に休みが取れる。ホワイト企業なら365日いつでも長期休暇取得可能→閑散期に旅行ができる。
  • 将来的に国からの補助が増え、収入が増える。(現に増えつつある)
  • 堅苦しい社風の施設は少なく、アットホームな職場が多い。
  • 毎日変化があり、企画など楽しいことも多いので、飽きることがない。
  • 服装、髪色が自由なところが多い。(ネイルは危険だし、衛生上難しい)
  • 人の命、心に寄り添いう仕事のため、「人間」について学ぶことができる。
  • 無資格、未経験でも容易に転職できる。

 自由度が高い仕事であり、社会貢献度が高い仕事でもある。

 本気で介護の仕事がやりたい、人の役に立ちたい、そんな人にはしっかりおすすめできる。

 その一方で、

  • 社会人としての自覚が付きにくい。
  • ビジネスマナーが観につかない。
  • 手に職(応用の効く資格)はつかない。
  • 上司と部下がなあなあになりやすい。
  • 客やその家族とも友達感覚に陥りやす。
  • ジョブチェンジが難しい。(ケアマネくらい)

なんてデメリットも思いつく。

 しっかり社会人として自立したい、年を取ったときオフィスワークにしたい、そんな人はやめるべき。

 

 それとは別に、私が「介護という仕事を嫌いになった理由」があるので、弁明なしで記録します。

 

〇私が介護職を辞める理由

●簡単な経緯

 ・前職場にて、入居者へ嫌悪感を抱き、虐待をしそうになった。そのことに恐怖を覚え、転職を決める。

 ↓

 ・退職と並行して転職活動。しかし、未経験で自己肯定力が低く、資格もないため失敗。給料が倍の現施設へ転職。

 ↓

 ・同僚に恵まれ、なんとか介護士として働く。常に「介護やめたい」と思いながら。

 ↓

 ・リーダー問題+同僚との衝突で心がすさむが、何とか乗り越える。

 ↓

 ・2022年3月に新リーダー就任。この人に社会人としていろんなことを教わる。

 ↓

 ・男看護師と新卒Zによりユニット内と看護科が乱れる。(職員への不信感発生)

 ↓

 ・入居者Aと入居者Cにより、ユニット内の業務が過酷になる

  →Aに優しくできない、嫌悪感がある、殴りそうになる。(介護職に対する恐怖心の再来)

 ↓

 ・入居者Bの入居。毎日のように他入居者へ暴言を吐く。それを正当化する。自分はわがまま言い放題。→それを聞くことに精神的ダメージがあり、Bが嫌いになる。

 ・新卒ZがCが原因の鬱になり休職。(激務になり過労、このころから「なんで私が」という気持ちが出てくる)

 ↓

 ・大切にしてきた担当入居者Dに関して、担当看護師と齟齬が発生し始める。他の看護師の態度も高圧的であり、看護科全体への不信感が強くなる。

 ・正月にピンチヒッターで家族の集まりに参加できず、精神疲労限界。

 ↓

 ・Bの暴言悪化。職員はだれも止めないどころか肯定すらする。(職員への不信感あり。このころから「認知症だから」に嫌悪感が)

 ・A対応中、Bより暴言を受ける。もうこの時点で精神疲労は限界。

 ↓

 ・仕事に行きたくない、休みたい気持ちが強くなりOD。

 ↓

 ・開き直って考えるうちに、「認知症だから」「入居者の尊厳を大事に」という言葉に強い違和感と嫌悪感を覚える。

 ↓

 ・じゃあ、私の尊厳は?認知症だったら何でも許されるの?

 

 こんな感じかな。相変わらずまとまりがないので、さらに簡潔に。

 ・虐待しそうになって怖くて逃げる→・逃げられなかったからまた介護をやる→・職員との衝突は乗り越える→・男看護師と新卒Zにより人間嫌い再来→・AとCにより激務化し精神、肉体疲労蓄積(まだ介護嫌いじゃない)→・Aの対応中、虐待しそうになり介護やめたい→・Bによる精神攻撃、それを止めない職員への強い不信感→・Bによる暴言により認知症への嫌悪感→OD☆開き直る→「認知症」「尊厳」という言葉に違和感と嫌悪感を抱く→私の尊厳は?

こんな感じでしょうか。

 結論だけ言うと、虐待しそうで怖いし、職員への不信感はあるし、Bはクソだし、なのに「認知症」「尊厳」という言葉に守られてるし、じゃあ私の尊厳は私が守るよ。

 「入居者に虐待しそうな自分への恐怖心」「価値観の違う職員と高圧的な看護士への不信感」「認知症だから、尊厳を大事に、そんな言葉で守られる認知症患者への嫌悪感」それが、私が介護をやめる理由になるのかな。

 

 次回から、細かい事例を挙げて行こうかな、と思います。

 なんか、転職のために考えをまとめたかったはずが備忘録になってきてしまった。